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RS232およびRS485
データケーブルは、RS232とRS485が標準です。ネットワーク上のノード間でデータをやり取りするために、最も一般的に使用されるツールがラインドライバとレシーバである。ノイズや接地電位差、インピーダンスの不整合などの障害があると、スムーズなデータ伝送が可能なネットワークを構築することは困難です。EIA(電子工業会)やTIA(電気通信事業者協会)といった団体が、ケーブルやネットワーク構築のための道具の製造基準を定めている。これにより、異なる**ベンダーの機器間の互換性を確保し、長い経路でのより良いスムーズなデータ転送と、より高いデータレートを実現することができます。初期のEIAでは、ケーブルの前にRSという接頭語を付けることを推奨していたため、RS232、RS485と表記していた。 RSは単に推奨規格を意味するが、現在採用されているシステムではRSではなくEIAという接頭語を用いている。
データ通信はシングルエンドとディファレンシャルに大別される。もともとシングルエンドだったRS232は1962年に登場し、その制約の中で今日まで使われてきた。RS232は比較的遅い速度(最大20Kビット/秒)と短い距離(最大50フィート)でデータ通信ができる。
シングルエンド方式は、長距離・高速のデータ伝送を行う場合には有効ではありません。そこで、優れたパフォーマンスを発揮する差動データ伝送が登場する。このため、RS422が開発されましたが、このままでは真のマルチポイントネットワークが構築できないことが明らかになりました。RS485は、1つのバスに最大32台のドライバと32台のレシーバを搭載することができます。
仕様 | RS232 | RS485 |
動作モード | シングルエンド | 違いがあります |
ドライブとレシーバーの数 | ドライバー1台、レシーバー1台 | ドライブ32台、レシーバー32台 |
最大ケーブル長 | 50フィート | 4000フィート |
データレート | 20kb/sec | 10Mb/s |
ドライバ出力電圧 | +/- 25ボルト | -7V~+12V |
信号レベル(最小負荷) | +/-5V〜15V | +/- 1.5ボルト |
信号レベル(無負荷時最大) | +/- 25ボルト | +/- 6 ボルト |
ドライバー負荷インピーダンス | 3k〜7k | 54 |
受信機入力Vレンジ | +/-15 ボルト | -7〜+12V |
受信機入力感度 | +/- 3ボルト | +/- 200 mV |
レシーバー入力抵抗 | 3k〜7k | 12k以上 |