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GnomeとKDE
KDEとGNOMEは、X Window Systemを使用するOS(主にUnix、Linux、Solaris、FreeBSD、macosx)上で動作するデスクトップ環境(特定の機能とOSの外観を提供するソフトウェアの集合体)です。デスクトップ環境は通常、ウィンドウをユーザーに特定の方法で表示するためのウィンドウ・マネージャー(WM)とその他多くのユーティリティ、すべてのファイル/フォルダーを管理し、ユーザーに便利な方法で表示するためのファイル・マネージャー、壁紙やスクリーンセーバーの設定、アイコンの表示、管理作業を行うためのその他多くのユーティリティで構成されています。KDE と GNOME の両方には、これらのタスクのすべてに特化したアプリケーションが多数含まれており、以下にその詳細を示します。GNOME と KDE の両方には設定ツールが含まれており、ユーザが設定に頭を悩ませる必要がないように配慮されています。インストールされたアプリケーションは通常、メニューに自動的に表示され、設定なしで起動することができます。これらのことから、どちらのデスクトップ環境も、使いやすさ、使い勝手の良さという点では高い評価を得ています。
KDEの主なプログラミング言語はC++です。その主な理由は、KDEの主な機能はC++で書かれたQtでコーディングされているからです。KDE のベースシステムをインストールするには 210MB ほど必要です。最近、KDE の開発者は KDE Software Compilation (KDE SC) と呼ぶようになりましたが、ほとんどのユーザーはまだ最新版の KDE 4 と呼んでいます。KDE の X ウィンドウマネージャは Kwin、X ディスプレイマネージャは KDM です。最新版以前の KDE では KonquerorK***ole は KDE のターミナルエミュレータです。 KWrite と KWrite はオフィスでも使用できます。kde は GPL, LGPL, BSD などのライセンスで提供されています。kde は、Dragon Player や JuK などのオーディオ・ビデオプレーヤーでマルチメディアをサポートしています。
GNOME を書くために使われているツールキットが GTK+ であり、C 言語で書かれているため、GNOME の主要なプログラミング言語は C です。GNOME をインストールするための基本システムはおよそ 180MB を必要とします。 GNOME は X Window Manager と X Display Manager としてそれぞれ Mutter と GDM を、GNOME のファイルマネージャとして nautilus、そして GNOME Terminal として端末エミュレータを使用します。GNOMEでは、geditがテキストエディタ、gnomeofficeがOfficeスイートです。gnomeはGPLとLGPLライセンスを使用しています。オーディオファイルやビデオファイルは、TotemやBansheeのプレーヤーを使って再生することができます。