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サムスンとグーグルは、SmartThingsのプラットフォームで2021年1月にNestとの連携を可能にすると発表しています。
これにより、SmartThingsのユーザーは、GoogleのNest製品に接続するために別のアプリを使用する必要がなくなります。
SmartThingsのエコシステム内でGoogleのスマートホーム製品が統合されていないことは、ユーザーにとって大きな難点でした。 2014年にサムスンが買収したSmartThingsは、スマートデバイスを一箇所で接続できる最も評価の高いアプリの一つを提供しています。
サムスンは、ほとんどのスマートホーム機器やブランドを自社のシステムに統合することに尽力してきましたが、グーグルは大きなギャップを残しています。結局のところ、すべてを一箇所にまとめるという魅力は、それが本当にすべてを意味するときにのみ機能するのです。
サムスンによると、今回の提携により、既存のサムスンスマートデバイスとNest製品が連携し、SmartThingsのシナリオ作成、サムスンスマートテレビやホームハブ冷蔵庫からのカメラへのアクセスが可能になるとのことです。
SmartThingsのアップデートは2021年1月にリリースされる予定ですが、SmartThingsのウェブサイトではすでにGoogleNestに対応していることが示されています。
SmartThingsとの統合は、ここ数カ月で成立した一連のクロスブランド提携の中でも最新のものです。多くの企業は今、優位性という選択肢は実際にはなく、最も適合性の高い企業となることが新たな目標であると認識しているようです。
これが本当に消費者のために作られた動きとは考えにくいのですが、スマートホームの設定を選びたい人にはメリットがあります。結局、GoogleのスマートホームデバイスでAlexaにAppleの音楽を再生させることができれば、その製品を使い続けられる可能性が高くなります。
広い視野で見れば、このようなスマートホームの変化は、全体的な体験の向上につながるかもしれません。従来のモデルでは、スマートホームのハードウェア、独自のプロトコル、ユーザー向けアプリを作成していました。どれかひとつでも良いユーザーエクスペリエンスを提供できなければ、その製品全体が期待外れになってしまうのです。
ここ数カ月で状況は大きく改善されましたが、Appleほどこの罪を犯している企業はありません。Appleは最近まで、最も基本的なスマートホームの統合において、GoogleやAmazonの製品に遅れをとっていました。
現状では、好きなハードウェアを選び、好きなアプリケーションと組み合わせることができます。ユーザー体験を第一に考えたハイブリッドなエコシステムがスマートホームの未来であり、大手企業もこれに気付き始めています。遅かれ早かれ、です。