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等電点、血漿点という用語は、アミノ酸に関する同じ生化学的な概念を表しており、等電点または血漿点は、アミノ酸の正の電荷が同じアミノ酸の負の電荷と等しくなるpHである。したがって、等電点、プラズマ点の違いはない。
1. 概要と主な違い 2. 等電点、プラズマ点とは 3. 等電点 vs. プラズマ点 4. まとめ
アミノ酸の等電点またはプラズマ点は、アミノ酸の正電荷が同じアミノ酸の負電荷と等しくなるpHである。πと表現される。アミノ酸には正味の電荷がないため、電界中を移動することができない。したがって、等電点とはアミノ酸の中性点である。
等電点では、両性イオンが形成される。両性イオンとは、正負に帯電した官能基(正に帯電した官能基と負に帯電した官能基)を2つ以上持つ双極性分子のことで、この両性イオンを利用すると、正に帯電した官能基と負に帯電した官能基の両方を持つことになります。官能基の正の電荷は、アミノ酸の官能基の負の電荷と等しくなければならない。これにより、両性イオンの正味の電荷はゼロとなる。
図01:アミノ酸の酸性型、塩基性型、中性型
血漿点では、両性イオンがアミノ酸の優勢な形態である。酸性および塩基性媒体中のアミノ酸の正味の正負の電荷形態のpKa値を用いると、pI値が得られる。
pI = ½ (pKa1 + pKa2), pKa1 と pKa2 は酸性および塩基性媒体中のアミノ酸の pKa 値である。
等電点、プラズマ点の違いはなく、どちらも正味の電荷を持たないアミノ酸のpHを指す言葉である。