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中性酸化物と両性酸化物の主な違いは、中性酸化物が酸性・塩基性を持たないのに対し、両性酸化物は酸性・塩基性の両方の性質を持っていることである。
酸化物とは、化学元素と1個以上の酸素原子が結合した2元系化合物である。酸素は活性が高いため、金属、非金属のいずれとも酸化物を形成することができる。酸化物はその性質や反応によって、酸性酸化物、塩基性酸化物、中性酸化物、両性酸化物の4種類に大別される。
1. 概要と主な違い 2. 中性酸化物とは 3. 両性酸化物とは 4. 横並び比較 - 中性酸化物と両性酸化物の表形式 5. まとめ
中性酸化物とは、1個以上の酸素原子と結合した化学元素を含む、酸性でも塩基性でもない化合物である。したがって、酸性でも塩基性でもないため、酸や塩基と反応しても塩を形成することができない。
図01:一酸化炭素は中性の酸化物である
一酸化窒素(NO)、一酸化炭素(CO)、亜酸化窒素(N2O)が中性酸化物である場合の例をいくつか考えてみましょう。
両性酸化物とは、酸性と塩基性の性質を併せ持つ酸化物のことである。そのため、酸や塩基と反応し、最終的に塩化合物を形成することができる。さらに、これらの酸化物は酸と反応すると基本的な性質を示し、逆に酸と反応すると基本的な性質を示す。しかし、どちらの反応でも塩と水が生成される。例としては、以下のようなものがあります。
ZnO+2NaOH→Na2ZnO2+H2O
ZnO+2HCl→ZnCl2+H2Oとなる。
図02:酸化亜鉛の粉末
Al2O3+2NaOH→2NaAlO2+H2O
Al2O3 + 3H2SO4 → Al2(SO4)3 + 3H2O
酸化物とは、化学元素(金属または非金属)と1個以上の酸素原子が結合した化合物である。中性酸化物と両性酸化物は、4種類の酸化物のうちの2種類である。中性酸化物と両性酸化物の主な違いは、中性酸化物が酸性・塩基性を持たないのに対し、両性酸化物は酸性・塩基性の両方の性質を持っていることである。そのため、両性酸化物は酸や塩基と反応して塩や水を生成することができるが、中性酸化物は酸や塩基と反応しても塩や水を生成することができない。したがって、これは、これまでの違いに由来する、中性酸化物と両性酸化物のさらなる区別と考えることができる。
酸化物とは、化学元素(金属または非金属)と1個以上の酸素原子が結合した化合物のことである。中性酸化物と両性酸化物の主な性質の違いは、中性酸化物が酸性でも塩基性でもないのに対し、両性酸化物は酸性でも塩基性でもないことである。
1. "酸化物の分類 - 塩基性、酸性、両性、中性酸化物".BYJUS, BYJUS, 2018年7月25日, こちらからご覧いただけます。