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トリミングとカリング
切り抜きやカリングは、紙ベースのビジュアライゼーションで広く使われている技術です。また、コンピュータ・グラフィックスでは、コンピュータ・ゲームのデザインに使用されています。この2つの技術は似ているため、その違いに戸惑うことが多いようです。本稿では、この2つの概念の特徴を中心に、どんな読者にも理解できるように解説していく。
カリングとは、カメラから見えないオブジェクトをフレームから削除し、ペーパービジョン・エンジンに残すポリゴンを少なくする処理です。一方、クロッピングとは、カメラの向こう側にあるポリゴンを切り取る、あるいは拾い上げることで、まだ見えているポリゴンを消してしまうことです。オブジェクトをクリッピングする領域をクリッピングウィンドウと呼びます。クリッピング技術は、今日のビデオゲーム開発の分野で非常に重要な意味を持ちます。この技術を用いることで、ゲームデザイナーはゲームのフレームレートと映像品質を向上させることができます。クリッピングとは、現在のフレームの表示を高速化するための最適化処理です。