\r\n\r\n
ベルヌーイと二項式の比較
現実の世界では、2つの結果しかないような出来事に遭遇することが多い。例えば、面接の合否や、飛行機が定刻に出発するか遅れるか。これらの場合、いずれもベルヌーイテストから確率の概念を適用することができる。
ベルヌーイ
確率pとqが1である2つの可能性しかない無作為化実験は、ベルヌーイ(James Bernoulli, 1654-1705)にちなんでベルヌーイテストと呼ばれる。実験の2つの結果は、しばしば「成功」または「失敗」と呼ばれる。
例えば、コイン投げを考えた場合、「表」と「裏」という2つの結果が考えられる。同様に、サイコロを2つ振るとき、2つのサイコロの合計が8であることだけに注目すれば、P(成功)=5/36、P(失敗)=1-5/36=31/36となる。
ベルヌーイ過程は、独立したベルヌーイ試行が連続して発生し、各試行の成功確率が変わらないようにするものである。また、各試行で失敗する確率は1-P(成功)である。
個々の経路は互いに独立しているので、ベルヌーイ過程のある事象の確率は、成功の確率と失敗の確率の積をとることで計算できる。例えば、成功の確率[P(S)]をP、失敗の確率[P(F)]をqとすると、P(SSSF)=p3q、P(FFSS)=p2q2である。
二項式
ベルヌーイの検定で二項分布が導かれる。ほとんどの場合、「ベルヌーイ」と「二項」を混同している。二項分布は、独立かつ一様に分布するベルヌーイ試行の和である。二項分布は記号b(k; n, p)で表される。b(k; n, p)=C(n, k)pkqn-k、ここでC(n, k)は二項係数と呼ばれる。二項係数C(n, k)は、式n!/k!(n-k)で使うことができます。
例えば、10人のうち25%の人がインスタントチケットを当てた場合、当たりチケットを買う確率は、b(1; 10,0.25) = C(10,1)(0.25)(0.75)9≒9×0.25×0.075≒0.169 となりま す。
ベルヌーイと二項式の違いは何ですか?ベルヌーイ・トライアルは、2つの可能な結果しかない無作為化試験である。二項実験は、独立して行われる一連のベルヌーイ試行である。 |