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BJTとIGBT
電流を制御するためのトランジスタには、BJT(バイポーラ接合型トランジスタ)とIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)がある。両デバイスともPN接合を持ち、デバイスの構造も異なる。どちらもトランジスタでありながら、その特性には大きな違いがある。
バイポーラ接合型トランジスター
BJTは、2つのPN接合(p型半導体とn型半導体を接合した接合部)で構成されたトランジスタである。この2つの接合は、3枚の半導体シートをP-N-PまたはN-P-Nの順に接続して形成されるため、PNPとNPNの2種類のbjtが存在するのである。
3つの電極が接続された半導体部品で、真ん中のリードを「ベース」、残りの2つの接続を「エミッター」と「コレクター」と呼びます。
BJTでは、大きなコレクタエミッタ電流(Ic)を小さなベースエミッタ電流(IB)で制御し、この特徴を利用して増幅器やスイッチの設計が行われる。BJTは主にアンプ回路に使用されます。
絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ
IGBTは、「エミッタ」「コレクタ」「ゲート」と呼ばれる3つの端子を持つ半導体デバイスである。IGBTは1980年代に登場したトランジスタで、より多くの電力を扱うことができ、スイッチング速度も速く、効率的である。
IGBTは、MOSFETとバイポーラ接合型トランジスタ(BJT)の両方の長所を併せ持っている。MOSFETのようにゲートで駆動し、BJTと同様の電流-電圧特性を持っています。IGBTモジュール(多数のデバイスで構成)は、数キロワットの電力を扱います。
BJTとIGBTの違い1.BJTは電流駆動型であるのに対し、IGBTはゲート電圧駆動型である。IGBTの端子はエミッタ、コレクタ、ゲートと呼ばれるが、BJTはエミッタ、コレクタ、ベースからなる。IGBTはBJTより電力処理に優れている4。IGBTはBJTとFET(電界効果トランジスタ)を合わせたものと見なすことができる。BJT6に比べ、IGBTは素子構造が複雑である。IGBTに比べ、BJTは長い歴史を持っている |